ゆめの木のある日常

日常のちょっとしたことのつぶやき

八千年の春

 どもっ!ゆめの木です( ͡° ͜ʖ ͡°)

 

毎週NHKの大河ドラマ見てますか?

おんな城主 直虎

次はいよいよ武田信玄 公が登場しますね〜

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今回は松平健さん。

とても似合ってる(笑)

この武田信玄公が登場した印象に残っている過去の大河ドラマといえば…

 

10年前2007年に放送された

風林火山

信玄公が主人公ではなかったです。この時は軍師の山本勘助が主人公でした。山本勘助役には昨年の真田丸で徳川家康公の役を演じた内野聖陽さん。

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私、この役者さん大好きなんですよね(╹◡╹)仁 JIN での坂本龍馬役がとても適任でした!

今度、とんびを借りて見ようっと!

 

あとは…

29年前1988年に放送された

武田信玄

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この大河ドラマは当時毎週欠かさず見ていました。当時は武田信玄をリアルタイムで見て、隣チャンネルの天才たけしの元気が出るテレビを録画して大河ドラマが終わり次第直ぐに見るというルーティンでした。

今回は、この大河ドラマでとても心に残ったシーンの1つをご紹介します。

 

 

織田信長 討伐の途中、信玄公が病にかかりました。病床中の信玄公の見舞いにやってきた孫の信勝(武田勝頼の嫡男)に話して聞かせた物語…

 

八千年の春

 

昔々のその昔…

明の国に大きな大きな椿の木がござったそうな。その大きなこと天にいたるほどでござった。
その椿の大木は八千年をもって春とし、その間、花咲かせ、葉生い繁げらせ、元気よく育ったそうじゃ。
そして、次の八千年をもって秋とし、その間葉散らせ、実落とし続け、また次に来る八千年の春にそなえたそうじゃ。

その木の下に、或る日、一人の若武者が立ったそうな。
その若武者は椿の木を見上げて、その大きさに感心いたし、思わず、椿の木に語りかけたそうじゃ…

 

『この世で一番大きな椿よ。わしもこれから都に出て、いつの日か、そなたの如くこの世で一番の偉い人物になってみせる』

 

それから、数十年がたち、その若武者は望が通り、この世で一番の国主となった。そして、春盛りの頃、再び椿の木の下に戻ったそうじゃ。
この世で一番の国主になった男は、また、椿の木に語りかけたそうな。

 

『この世で一番の椿よ。わしを見よ。
約束通り、このわしはこの世で一番の国主となった。されど、そなたは老いさらばえ、春盛りの今日の日に、葉散らせ、
実落とし続けておるではないか。そなたの命は幾許も無く、もはやわが国の栄華見ることできまい。残念なことじゃ。』

 

男はそう申して去ったそうじゃ。
それからまもなく、男の国は滅び、男もこの世を去ったそうな。
男は椿の木が八千年の秋を生きてることを露ほども知らなかったというお話じゃ…

 

人の生きる五十年は短い。

されど、八千年の秋あること思えば、なにほども思いわずらうことあるまい。

天のみぞ知るじゃ…

 

最後のこの個所が、わたしの心に深く深く残るのです。言葉は時に心の傷として深く残ってしまう時がある。

言葉は言刃

言刃で痛められた心の傷は治りにくい。しかしながら人生80年…

 

八千年の秋を思えば

思いわずらうこともなし!

天のみぞ知る!

 

そんな大きな心持ちで在りたいもの…

 

大河ドラマには人生の支えにさえ成りうる魔法の言葉が数多くあるのだ!

そのシーンに出会えた瞬間が最高に素敵なのだ(╹◡╹)

 

ではまた( ͡° ͜ʖ ͡°)